
こんにちは、相建コーポレーションです。
東京都新宿区のマンション「NKハイツ」で進めているウレタン防水工事の施工事例、シリーズ第3回です。
これまでの記事はこちらからご覧いただけます。
今回は、プライマーから数えて3回目の塗布にあたる「中塗り(ウレタン防水材2層目)」の工程です。前回の下塗りは水色でしたが、今回は完成色となるグレーで塗り重ねていきます。
今回使用した材料|AGCポリマー建材「サラセーヌK」
【写真①】

中塗りには、AGCポリマー建材株式会社のウレタン塗膜防水材「サラセーヌK」を使用しました。JIS規格(JIS A 6021)に適合した、屋根・屋上用の2成分形ウレタン防水材です。
塗る前の最重要ポイント|前日の塗膜を「手」と「目」で確認する
中塗りに入る前に、まず前日に塗った下塗り(1層目)がしっかり硬化しているかを確認します。
- 手で触って確認……べたつきや柔らかすぎる部分がないか
- 目で見て確認……ムラや塗り残し、ゴミの付着、膨れがないか
通常であれば、1日たてば次の工程に進める状態まで硬化します。もし1日たってもまだ固まっていない場合は、材料の配合比や攪拌、希釈に問題があった可能性があります。
その状態で上から塗り重ねてしまうと、防水層全体の不具合につながります。ひどい場合には、すでに塗った防水層をはがして、やり直さなければならないこともあります。だからこそ、次の工程に進む前の確認が欠かせないのです。
主剤と硬化剤を正確に配合し、専用シンナーで粘度を調整
【写真②】

中塗りでも、下塗りと同じように主剤と硬化剤をメーカーが指定する比率どおり、はかりで正確に計量してから攪拌します。今回のサラセーヌKは、質量比で「主剤1:硬化剤2」と定められています。
さらに、必要に応じてメーカー指定の専用シンナーを規定の範囲内で加え、材料の状態を見ながら塗りやすい粘度に調整します。
ウレタン防水材は、天候・季節・湿度によって固まる早さや伸び方が微妙に変わります。数字どおりに混ぜるだけでなく、その日の条件に合わせて判断する必要があるため、大量の施工経験を持つ職人の指導のもとで作業することが、品質を安定させる大きなポイントです。
役割を分担し、外側から退路に向かって塗り進める
【写真③】

ウレタン防水材は、混ぜてから使える時間(可使時間)が限られています。作業員の人数が確保できる現場では、
- 材料を計量・攪拌して、塗る人のもとへ次々と届ける係
- 届いた材料を床面に流し、コテで均一に塗り広げる係
というように役割を分担し、スピーディーかつ均一な厚みで施工していきます。

【写真④】

【写真⑤】

塗る順番は下塗りと同じく、まず手すりの根元や立上りなどの外側(端部)から。そこから、出口や階段など作業員が最後に退出する方向(退路)に向かって塗り進めていきます。
【写真⑥】

【写真⑦】

水色の下塗りの上にグレーを重ねていくため、塗り残しがあればすぐにわかります。色を変えて塗り重ねるのは、塗り残しや塗りムラを防ぐための工夫でもあります。
【写真⑧】

階段の踏み面も、1段ずつ丁寧に仕上げていきます。
高所作業では安全管理を徹底
屋上や外廊下の防水工事では、建物によっては手すりのない高層の屋上で作業することもあります。作業に集中していると足元への注意がおろそかになりがちなため、作業管理者は墜落制止用器具(安全帯)などの安全設備の準備と、作業中の監督を決して怠らないことが重要です。
相建コーポレーションでは、長年の経験を持つ熟練の職人がそろっており、品質だけでなく安全管理・現場監督まで抜かりなく行うことを大切にしています。
作業後は立入制限をして撤収
【写真⑨】

グレーのウレタン防水材を全体に塗り終えたら、入居者の方が誤って立ち入らないよう、案内表示や養生による立入制限ラインを設けてから撤収します。塗りたての防水層を踏まれてしまうと、仕上がりに影響が出るためです。
これで、中塗り(2層目)の工程は完了です。
今後の工程と次回予告
中塗りの後は、次のように工事を進めていきます。
- 2日後:トップコート塗布……紫外線や摩耗から防水層を守る仕上げ材を塗ります。
- その翌日:笠木(かさぎ)ジョイント部のシーリング……手すり壁の上部を覆う笠木のつなぎ目に防水シールを施工し、雨水の侵入を防ぎます。
次回の第4回では、ウレタン防水の寿命を左右するトップコートについて詳しくご紹介します。その後は、笠木の仕上げ作業の様子もお届けする予定ですので、ぜひご期待ください。
東京・千葉・袖ケ浦の防水工事は㈱相建コーポレーションへ
㈱相建コーポレーションは、東京都内をはじめ、千葉県・袖ケ浦市など首都圏エリアで、マンション・アパートの屋上や外廊下、ベランダ、階段、店舗や商業施設などのウレタン防水工事を行っています。
材料の配合ひとつ、塗る順番ひとつにまでこだわり、経験豊富な職人が責任を持って施工いたします。
- 屋上や外廊下から雨漏りしている
- 防水層のひび割れや膨れが気になる
- 前回の防水工事から10年以上たっている
- 入居者様に配慮しながら、安全に工事を進めてほしい
このようなお悩みがあるオーナー様・管理会社様は、どうぞお気軽にご相談ください。







